香川の白鳥の歴史

 昭和47(1972)年2月25日 皇居より白鳥6羽を譲り受ける。
丸亀城のシンボルとして、親しまれ、倉敷美観地区のほうへも

譲り譲られ、白鳥交流が行なわれている。

 

 国分寺町に橘池ほとりの「はくちょう温泉」が存在する。
名称にふさわしい池にしようと、当時の国会議員が、宮内庁に

交渉し、皇居の白鳥を2羽譲り受ける。

平成2(1990)年9月28日のことである。


 その後、ヒナが誕生し、はくちょう温泉横の橘池から、飛び

立ち新川・本津川・平田池などでも生息が確認されるが、今現

在では、丸亀城、本津川、橘池、そして、この三木町平木尾池

ではくちょう温泉から発生した白鳥の子孫の生息を確認されて

いる。
 
 【日本には白鳥は越冬のために渡ってきて、湖沼、河川等で

過ごす。晩秋から初冬に渡来し、春には飛去する。】
言われているが、香川県では真夏の今も飛去されていない。

 

 平成25年8月現在では、丸亀城お堀、大手門西側と動物園東

側などで、合計10羽の白鳥が確認されている。

 丸亀城・倉敷には、その場所でシンボル的に生息しているが、

自然に生息しているのは、本津川・橘池・平木尾池である。

平木尾池の雛が近い将来、親元を巣立つ日が来るのでしょう。
そして、いつか親元に再来する時が来るかもしれません。
その時は、親子にはちょっとした壁を感じるように見受けられます。
というのも、エサを食べるのも遠巻きで親が食べるのが終わってから

子が食べる。行動も同じ、親子の行動とは離れて生活しているようである。

あれほど、ヒナの間かわいがっていた様子とは違って、他人の関係のように

よそよそしくなるのには、なにか、白鳥の世界でなければわからないのでし

ょう。